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植物標本台紙に適した洋紙についての検討

植物研究雑誌, 2022/12/20, Vol.97(6), pp.340-346

2022 植物研究雑誌編集委員会 ;ISSN: 0022-2062 ;EISSN: 2436-6730 ;DOI: 10.51033/jjapbot.97_6_11212

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Citations Cited by
  • Title:
    植物標本台紙に適した洋紙についての検討
  • Author: 田中伸幸 ; 大西, 亘 ; 島田, 要 ; 野田, 弘之 ; 沓名, 貴彦
  • Is Part Of: 植物研究雑誌, 2022/12/20, Vol.97(6), pp.340-346
  • Description: 一般的に海外では,植物の腊葉標本台紙やカバーに100% αセルロース紙または無酸コットン紙を使 用している.しかし,日本ではこのような安定性や保存性を重視した標本台紙を取り扱う企業はなく,無酸コットン紙を入手するには輸入するしか方法はない.従って,多くのハーバリウムが経済性などから国内で容易に入手できる木材パルプ印刷紙を用いている.また,標本台紙に適した紙をどのように選定したらよいかという指針もないのが現状である.本研究では,国内の標本台紙の標準化に向けて,現在日本国内で一般的に流通している洋紙の中から保存性を最重要視した上で,収納性,経済性と標本台紙として適する性質を考慮し,実験的に腊葉標本台紙に最適な紙を選定することを試みた.その結果,Mr.A-F オフホワイトが,木材パルプ印刷紙であるものの,海外の台紙に匹敵する保存性を有するほか,標本台紙として適した性質をほぼ満たした紙であることがわかった.
  • Publisher: 植物研究雑誌編集委員会
  • Language: Japanese
  • Identifier: ISSN: 0022-2062
    EISSN: 2436-6730
    DOI: 10.51033/jjapbot.97_6_11212
  • Source: Alma/SFX Local Collection

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