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0.1M塩酸抽出カドミウム濃度および土壌pHからのダイズ子実カドミウム濃度の推定

日本土壌肥料学雑誌, 2011/02/05, Vol.82(1), pp.7-14

2011 一般社団法人日本土壌肥料学会 ;ISSN: 0029-0610 ;EISSN: 2424-0583 ;DOI: 10.20710/dojo.82.1_7

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Citations Cited by
  • Title:
    0.1M塩酸抽出カドミウム濃度および土壌pHからのダイズ子実カドミウム濃度の推定
  • Author: 本間, 利光 ; 大峡, 広智 ; 大山, 卓爾
  • Subjects: カドミウム ; ダイズ ; リスク評価 ; 吸着 ; 転換畑
  • Is Part Of: 日本土壌肥料学雑誌, 2011/02/05, Vol.82(1), pp.7-14
  • Description: 異なる水田転換畑において栽培されたダイズ子実Cd濃度に及ぼす抽出液塩酸濃度や畑転換履歴,リン酸吸収係数の影響を検討し,既存の0.1M塩酸抽出土壌Cd濃度や土壌pH(H_2O)を用いたダイズ子実Cd濃度の推定を試み,以下の結果を得た.(1)畑転換初年目のダイズ子実Cd濃度は転換2年目以上の圃場より有意に高く,その原因として石灰施用による土壌pHの上昇が原因であると思われた.(2)全てのサンプルにおいてダイズ子実Cd濃度と高い相関がみられた抽出液は0.01M塩酸溶液であった.この抽出液はリン酸吸収係数が高い土壌ほどCd抽出率が劣った.(3)リン酸吸収係数1,100未満の土壌では,交換態Cd濃度がダイズ子実Cd濃度と高い相関が認められ,土壌中でのCd吸着体の違いを反映しているものと考えられた.一方,0.1M塩酸溶液はダイズ子実Cd濃度との相関は低かった.(4)畑転換初年目でリン酸吸収係数1,100未満の圃場においては,0.1M塩酸抽出土壌Cd濃度と土壌pHを用いることでダイズ子実Cd濃度を推定することが可能であった.(5)これらにより,土壌Cd濃度に応じた土壌pHの改良目標値を示すことや,リスクマップの作成が可能となった.
  • Publisher: 一般社団法人 日本土壌肥料学会
  • Language: Japanese
  • Identifier: ISSN: 0029-0610
    EISSN: 2424-0583
    DOI: 10.20710/dojo.82.1_7
  • Source: AgriKnowledge(アグリナレッジ)AGROLib

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